そう言われた後、男は前のユダヤ人指導者たちのもとへ行った。 「イエスです!イエス!!!」 そしてイエスが病気を治したことを告げた。
彼は出て行って、自分をいやしたのはイエスであったと、ユダヤ人たちに告げた。
男はユダヤ人の指導者たちを捜し出し、治してくれたのはイエスだと告げました。
この人は立ち去って、自分をいやしたのはイエスだと、ユダヤ人たちに知らせた。
そう言われた後、男は前のユダヤ人指導者たちのもとへ行き、イエスが自分の病気を治したということを告げた。
――「みんなー!き、聞いてくれーィ!ナザレ村のイエス様がよー、絶対に治らねぇはずだったこの俺の病を治してくれたんだぁぁぁ!!!」 男は忠告されたにもかかわらず、町中の人にイエスの素晴らしさを言いふらしてしまった。こうして、イエスの評判はますます広まった。 すると、イエスをローマ帝国に反乱する王に祀りあげ、大きな騒ぎとなった。そのため、町の中に入れなくなってしまう始末。イエスは、ひとけのない場所で騒ぎが収まるのを待つことにした。 だが、そんな期待をよそに、さまざまな町や村から、人がぞくぞく集うばかりであった。
神殿の都エルサレムにいたユダヤ指導者たちが、祭司、そしてレビ人たちを、洗礼者ヨハネのもとに送りつけ、尋ねさせた。 「あなたはいったい何者で?」 ヨハネは彼らに真実を伝えた。
「ねえねえ、来て、会ってごらんよ!!!あたしの過去を何もかも言い当てたんだよ!!!救世主に違いないわ!!!」
ユダヤ人の指導者たちは腹を立てた―― 「けしからん!!今日は休日だというのになに敷物を運んでいる、掟違反だっ!!」
「ほぉ、いったい誰がその敷物を持って歩けと言ったのだ?」
イエスがこれらすべてを休日に行なうので、ユダヤ人指導者たちは、イエスを叱った。
(な、な、なに゛ぃぃぃ) イエスのこの一言が、彼らの殺意に火をつけた。イエスが休日に働き、掟を破っただけではなく、神を実の父と呼び、自分と神を等しく扱ったからだ。
「どれどれ、どうやって見えるようになったのですか?」 「“あの方”がおいらの目に泥を塗り、洗うと見えるようになりやした」
「さあ、あの方が悪人かどうかはわかりませんがね。 これだけは、知ってやす。 見えなかったおいらが『今は見える』!!!」
「これは驚きました・・・おいらの目を治したのに、あの方がどこから来たか分からないとおっしゃる。
「このろくでなしめっ!我々を教えようとでもいうのかっ!」 ユダヤ指導者はどなりつけたあげく、ユダヤ集会所から男を追い出し、彼の出入りを禁止したのだった。