マルコによる福音書 6:34 - ALIVEバイブル: 新約聖書 イエスが小舟から降りてみると、 (い゛ッ!)すでにわんさか人が集まっている・・・。 (これほど飢えているというのに、誰も見てあげないなんて・・・まるで羊飼いのいない羊じゃないか・・・)放っておけないイエスはゆっくりするのは二の次にして、彼らに多くの事を教えたのだった。 Colloquial Japanese (1955) イエスは舟から上がって大ぜいの群衆をごらんになり、飼う者のない羊のようなその有様を深くあわれんで、いろいろと教えはじめられた。 リビングバイブル 舟から上がられたイエスの前には、おびただしい数の人々が集まっていました。まるで、羊飼いのいない羊のような群衆を見て、イエスは深くあわれみ、いろいろなことを教え始められました。 Japanese: 聖書 口語訳 イエスは舟から上がって大ぜいの群衆をごらんになり、飼う者のない羊のようなその有様を深くあわれんで、いろいろと教えはじめられた。 Seisho Shinkyoudoyaku 聖書 新共同訳 イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。 ERV 訳 ー 読みやすい聖書 ー(新約聖書) イエスが小舟から降りると、すでにわんさかと人が集まっていた。(これほど飢えているというのに、誰も見てあげないなんて・・・まるで羊飼いのいない羊じゃないか・・・)放っておけないイエスは休むのを二の次にして、彼らに多くの事を教えたのだった。 聖書 口語訳 イエスは舟から上がって大ぜいの群衆をごらんになり、飼う者のない羊のようなその有様を深くあわれんで、いろいろと教えはじめられた。 |
「かわいそうだと思わないか。みんなかれこれ3日間ついてきているせいで食べもんがない。お腹を空かせたまま帰すのも酷だ。遠くから来た人たちもいる、途中で倒れちゃあいけないからな・・・」 イエスは仲間を呼びそう打ち明けた。
このように、自分のところにやって来る群衆を見ていると、イエスの心は、深く痛んだ。彼らは、抱えている問題は深刻なのに、どうしたらよいか、どこへ助けを求めたらよいか、まるでわかっていないからだ。まるで、羊飼いのいない羊のように。
薄暗くなるほど時間が経過したころだった―― イエスのもとに仲間たちが物言いたそうに寄ってきた。 「先生、ちょっといいかな?」 「ん?」 「もう日も暮れてきたが、見るからにここら辺には誰も住んでなさそうだ。
しかし・・・ 「イエスさ~ん!やっと見つけたッ!!」 「先生~!俺たちにも話を聞かせてください!」 「こいつの病気を治してください!」 民衆はイエスの居所を嗅ぎ付けると、その後を追った。そんな人たちをイエスは心から歓迎し、神の王国について教えたり、病人たちを完治させたりした。
イエスには、あらゆる点で兄弟である私たちと同じになることが、必要不可欠だったのだ。 それではじめて、イエスは、私たちにとっては情け深く、神にとっては忠実な大祭司として、私たちの犯した過ちを取り除くことができたのだ。