ヘブル人への手紙 4 - ALIVEバイブル: 新約聖書休息の地 1 とはいえ、 神が彼らに与えた“安息の域に入る”という約束は、今現在の約束でもある。 だから注意しなければならない。この約束を受けずに安息に入りそこなう者がないように。 2 なぜなら、モーセの時代の人たちと同じように、私たちにも救いをもたらす、最高の知らせが伝えられているからだ。 ところが、モーセ時代の人たちには、この知らせは何の役にも立たなかった。彼らは聞いても信じなかったからだ。 3 神の安息の域に入れるのは、神を信じる私たちだけである。 世の初めから、受け入れ態勢を整えて待っていてくれた神は、 「🎼怒りの誓いを立てた 私の安息の域に入れないと」―― 【聖書:詩篇95:11より引用】 とも宣言された。 4 そう、聖書に週の7日目について次のように書いてある。 「世界創造の7日目、神は計画どおりにすべてをなし終えて休んだ」―― 【聖書:創世記2:2より引用】 5 だが上の聖書個所で 「彼らを決してわたしの安息の域に入れない。」 と神が言ったからこそ、モーセ時代の人たちは安息に入れなかった。 6 最初に最高な知らせを聞いても信じなかった彼らは安息に入れなかっただけで、安息の域に入って楽めるという約束は今なお活きている。 7 そこで神は、その安息に入る“時”をまた設けてくれたのだ。 それはまさに“今日”である! この時は、最初の人たちの失敗したずっとあとになってからダビデ大王を通して、このことを知らせてくれた。すでに引用したように。 「🎼神の声を“今日”聞いたなら、 昔のように心を閉ざすのではない」―― 【聖書:詩篇95:7-8より引用】 8 ヨシュアが神の約束されし安息をイスラエルの民に与えることができなかったのも分かっている。 この時代のあとになって、神が安息の時について告げたからだ―― 【ヨシュア:モーセの次にイスラエルのトップとして国を率いた男】 9 つまり神の民の安息は、それよりもあとの時代にくるということになる。 10 神が世界創造の働きを終えて安息に入ったように、神の安息に入る人は誰でも、自ら働くことに終わりを告げるのだ。 11 だから安息の域に入れるよう、最善を尽くそうではないか。 神を信じて従うことを拒んだがために機会を逃した神の国の悪い手本にならって失われる者がでないように。 12 神のことばは生きており、力がみなぎっている。 それは、どんな研ぎ澄まされた刀よりも切れ味がよく、心の奥深くに潜んでいる思いや欲望、脊髄、魂にまでメスを入れ、私たちの赤裸々な姿をさらけ出す。 13 この世もあの世もどの世も神から隠れられるものはない。 神は何もかもがしっかりはっきり見えている。神の前にすべてがまる裸。 そしていつか、私たちは今までしてきたことのいっさいを説明しなければならない。 我らの大祭司 14 しかし、私たちを助けるために、天にのぼられた偉大な大祭司、神の一人子イエスが味方だからこそ、イエスへの信頼を、決して失うことがないように。 15 この大祭司は、私たちと同じ試練に会ったので、人間の弱さをよく知っている。 しかし、ただの一度も、誘惑に負けて過ちを犯したことはない。 16 だから、迷わず、思いきって、神の王座に近づいて情けを求め、必要な時に必ず与えられる恵みを、いただこうではないか! |
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