傲慢な者や悪党が栄えるのを、 ねたましく思ったからです。
盗人は栄えるものだ。 さあ、神を怒らせてみたらどうだ。 別に何が起こるというわけでもあるまい。 それでも神は、必要なものは全部下さるだろう。
公正な人がいたら、私を見て驚くだろう。 しかし最後には、潔白な人は不信心な者の先頭に立つ。
罪深い悪者が天寿を全うし、名を上げ、 羽振りをきかせているのが現実だ。
ところが、手がけることは何でも成功し、 敵をなぎ倒していきます。 神の刑罰が待っていることを 考えもしないのです。
悪者をうらやんではいけません。
すべてを主にゆだねて、安心しなさい。 神が立ち上がるまで、忍耐して待つのです。 悪者どもの繁栄ぶりをねたんではいけません。
将来は希望にあふれているのだから、 悪人をうらやまず、いつも主を恐れて生活しなさい。
神を信じない人々をうらやんではいけません。 仲間になろうと思ってもいけません。
暴力をふるう者たちをうらやんで、 彼らの手口をまねてはいけません。
私は、このむなしい人生のすべてを見てきました。正しい人が若死にし、悪人がたいそう長生きすることもあるのです。だから、正しすぎたり、知恵がありすぎたりして、自滅してはいけません。かといって、悪人になりすぎるのも、愚か者になるのも考えものです。自分の時が来る前に死んではいけません。
神よ。これまでどんな問題にも、 あなたはいつも正義をもって答えてくださいました。 しかし今度は論じ合いたいのです。 どうして、悪人がこんなに栄えているのですか。 どうして、心の曲がった者が こんなにも幸福なのですか。
「神が私たちのうちに住まわせてくださった聖霊は、ねたむほどの愛をもって、私たちを見守っておられる」と書いてある聖書のことばを、どう理解しているのですか。