見るがいい。あのいばりくさった連中を。 努力もせず、楽な人生を送っている。 しかも、財産は増えていくのだ。」
この光景は私自身も目にしました。 そびえ立つレバノン杉のように、 おごり高ぶった悪者が、 次の瞬間には影も形もなくなっていたのです。 ひとみをこらして捜しましたが、 その姿は消え失せていました。
彼らは金に信頼し、 財産を誇っています。
「あれが、神をあなどり、富に望みを置き、 ますます大胆に悪事を働いた者の末路だ。」
搾取と強奪によって財産を増やしてはいけません。 金持ちだからといって、尊大になってはいけません。
彼らは、おまえの刈り入れた穀物と子らのパンを略奪し、 おまえの羊の群れ、家畜の群れ、ぶどう、いちじくを食べ、 安全だと思っていた城壁のある町々に侵入し、 略奪する。
ごちそうをたらふく食べ、 周りの人にもてはやされている。 彼らの悪事は際限がなく、みなしごを正しく扱わず、 貧しい者の権利をないがしろにしている。
イエスは話を続けられました。「ある金持ちがいました。きらびやかな服を着、ぜいたく三昧の暮らしでした。