彼らは言います。 「いったい神は、地上でどんなことが起こっているか、 ご存じなのだろうか。
彼らは自分に言い聞かせます。 「神はこのことを知らない。見てもいない」と。
この悪者どもは高慢で横柄で、 神は死んだとみなしているようです。 神を求める気持ちなど、毛頭ありません。
神は人の心の中さえお見通しではありませんか。
彼らは天を向こうに回していばり、 大手を振って地上を闊歩します。
「人の子よ、イスラエルの長老たちが自分から進んでしていることを、よく見たか。彼らは、『主は見ていない。主は去って行った』とうそぶいている。
イスラエルの民は、 わたしが見ていることなど気にもかけない。 その罪深い行いが、 あらゆる面から彼らの正体をあばいている。 わたしはそれをすべて見ている。
わたしは、ともしびをかざして、 エルサレムの暗い隅々まで捜し回る。 罪にどっぷりつかり、神に関心を示さず、 神はそっとしておいてくれると考えている者たちを 見つけ出して罰するのだ。