「神様、お怒りにならないでください。もうひと言だけ、これが最後です。もしも、たった十人だったら、いかがでしょう。」 「もうよい。その十人のために町を滅ぼすことはしない。」
「どうぞお怒りにならないでください。あえてお聞きするのですが、三十人ではいかがですか。」 「やはり滅ぼすまい。」
「許されるなら、もう少し続けさせてください。もし二十人だけでしたら?」 「よろしい。その二十人のために滅ぼさない。」
その時、ユダが一歩前に進み出ました。「恐れながら、ひと言申し上げます。お怒りにならずに聞いてください。閣下は王様と同じように、今すぐにでも私を処刑することができるお方だということは、よく承知しております。
しかし、そこに御使いがいて、 友人として彼をとりなし、 彼がいかに正しいかを告げるなら、 神は彼をあわれんでこう言う。 『彼を自由の身にせよ。死なせるな。 彼の身代わりができたからだ。』
主は恵み深いお方で、 赦すのをためらったりなさいません。 助けを求めて来る人にはだれにでも、 あふれるほどにあわれみをかけてくださいます。
すると、主は思い直し、彼らへの制裁を見合わせることにしました。
主は悪者の供え物を憎み、正しい人の祈りを喜びます。
だが、全部を滅ぼすわけではない。 悪いぶどうの房に 良いぶどうも混ざっていることだから、 イスラエル人全部を滅ぼしはしない。 中には、心のきよい、わたしのしもべもいるのだ。
エルサレム中の通りを駆け巡れ。 高い所も低い所も探して、正直で公平を愛している者が 一人でもいるかどうか、調べてみなさい。 あらゆる広場を探して、そのような者が ただの一人でもいたら、わたしはこの都を滅ぼさない。
あなたのような神が、ほかにいるでしょうか。 あなたはご自分の民の中で生き残った者の 罪を赦してくださいます。 あわれみを好み、 ご自分のためをいつまでも怒ってはおられません。
求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。戸をたたきなさい。そうすれば開けてもらえます。
どうか、私たちの祈り、願い、考え、望みをはるかに超えたすばらしいことを、その偉大な力でなされる神に、栄光がありますように。
ギデオンはまた主に願いました。「どうか、お怒りにならないでください。もう一度だけ試させていただきたいのです。今度は反対に、羊の毛だけを乾かして、地面全体をしめらせてください。」