主はアブラハムと話し終えると、去って行きました。アブラハムは自分のテントに帰って行きました。
こう言い終えると、神はアブラハムのもとを去りました。
このあと三人の客は腰を上げ、ソドムに向かいました。アブラハムは彼らを見送ろうと、途中までいっしょに歩いて行きました。
ほかの二人は、そのままソドムへ向かいましたが、アブラハムはなお主の前に立っていました。彼は恐る恐る神に近づいて言いました。「お尋ねしてもよろしいでしょうか。あなたは正しい人も悪人も同じように殺してしまうおつもりですか。
その日の夕方のことです。主なる神が園の中を歩いておられる気配がしたので、二人はあわてて木陰に隠れました。
翌朝はいよいよ別れなければなりません。ラバンは、早々と起きて娘たちと孫たちに別れの口づけをし、祝福すると、家へ帰って行きました。
ヤコブの一行は旅を続けました。すると神の使いたちが彼に現れました。
「もう行かせてくれ。じきに夜が明ける。」その人が頼みました。 しかしヤコブは、はあはあと息を切らせながら答えました。 「私を祝福してくださるまでは絶対に放しません。」
そのあとヤコブは、神が現れた場所に石の柱を立て、神へのささげ物として柱にぶどう酒を注ぎ、オリーブ油を塗りました。
主は激しく二人をしかり、立ち去りました。