必死に助けを求めても、だれも相手にしてくれない。 声を限りに叫んでも、人間扱いさえしてもらえない。
私を造ったのはあなたです。 その私をしいたげ、さげすみ、 一方では悪人にいい目を見させることは、 はたして正しいことでしょうか。
人が友のためにとりなすように、 その方に、私と神との間に立っていただきたい。
あなたたちの言おうとすることはわかっている。
ああ神よ、私がどんなに叫んでも、 あなたはお答えになりません。 あなたの前に立っても、 あなたは顔をそむけたままです。
倒れた者が手を伸ばし、 災難に会った者が助けを呼び求めるように、 私は、この責苦から解放してくださいと願いました。
悲しみのあまり太陽さえも見えない。 私は立ち上がり、人々に助けを呼び求めるが、 何を言っても無駄だ。 私は山犬の兄弟とみなされ、 だちょうの仲間と思われているのだから。
ヨブさんがこう言ったからだ。 『私は潔白なのに、神はそうでないと言い、
おまえは自分の正しさを主張しようとして、 わたしのさばきを信用せず、 わたしを罪人呼ばわりするのか。
全地は悪者どもの手中にある。 神は裁判官の判断力を奪い、 不公平な裁判を行わせる。 そうするのが神でないとしたら、 いったいだれが張本人なのか。
神は人間ではないので、 私は自分を弁護することができません。 もし神が人間なら、 対等な立場で話し合えるでしょう。 私たちの間には仲裁人がいません。 仲を取り持つ者がいないのです。
私は昼となく夜となく泣いては、 助けを叫び求めていますのに、 あなたは答えてくださいません。
しかし、あなたはきよいお方です。 私たちの先祖の賛美が、 御座を取り囲んでいました。 あなたに信頼していた彼らを、 あなたは助け出してくださいました。
神は、私が彼らに優しいことばをかけることを、 ただの一度も許しませんでした。 私が話すのは、 いつも災害や恐怖、それに滅亡のことだけでした。 彼らが私をあざけり、さげすみ、 もの笑いの種にするのは当然です。
私がどんなに声を張り上げても、 主は祈りを聞こうとされません。