もう、だれもモアブのことを誇りにする者はいない。 そのいのちがつけねらわれているからだ。 すでにヘシュボンでは、 モアブを破壊する手はずが整った。 『さあ、あの国を滅ぼして、地上から抹殺しよう』と、 彼らは言う。 マデメンはひっそり静まり返っている。 一方、ホロナイムには戦いの物音が近づく。 こうしてモアブは全滅し、 その叫び声はツォアルにまで響く。
これは、モアブへの神のことばです。 「たった一夜で、アルとキルの町は灰になる。
わたしはモアブのために涙を流す。 人々はツォアルとエグラテ・シェリシヤまで落ち延び、 泣きながらルヒテに通じる坂道を登る。 その泣き声は、ホロナイムの道で ひっきりなしに聞こえる。
主の恵みの御手はエルサレムにとどまり、 一方、モアブは御足の下でわらのように 踏みにじられ、腐ってしまうのです。
主は私に、こう語りました。「わたしの手から、わたしの憤りがなみなみとつがれているぶどう酒の杯を取り、わたしがあなたを遣わす、すべての国々の人に飲ませなさい。
そこで、私は主の手から憤りの杯を取り、遣わされたすべての国々の人に飲ませました。
「もし、これらの自然界の法則がなくなるものなら、 わたしはわたしの民イスラエルを見限るだろう。
「おまえは人々が何と言っているか聞かなかったのか。彼らは、神はユダとイスラエルを選んでおきながら見捨ててしまった、と言っている。イスラエルはもはや国家としての価値がなくなったと、あざ笑っている。
わたしのしもべヤコブよ、恐れるな。 わたしがついている。 わたしは、おまえの寄留していたすべての国々を 滅ぼすが、おまえには手をかけない。 懲らしめはするが、 それはおまえを正しい者とするためだ。
モアブの友人たちよ、 モアブのために大声で泣きなさい。 力と美しさを誇ったこの国は、粉々に砕かれました。
モアブは、もはや国ではありません。 主に大きな口をきいたからです。
彼らは、やっとの思いでヘシュボンまで 逃げのびますが、それ以上は行けません。 シホンの先祖の土地であるヘシュボンから火が出て、 国の端から端までなめ尽くし、 反逆者たちをみな焼き殺します。
「ヘシュボンよ、アイが滅びたのだから、 泣きわめくがいい。 ラバの娘よ、喪服を着て垣根に身を隠し、 ぞんぶんに泣け。 おまえの神ミルコムが、重立った人や祭司と共に、 遠い国へ連れて行かれるからだ。
わたしは激しく怒ってエラムに大きな災いを下し、 敵がこの地の住民を一掃するように仕向ける。
ルベン族が建てた町は次のとおりです。ヘシュボン、エルアレ、キルヤタイム、ネボ、バアル・メオン、シブマ。この中の幾つかは、再建した時に新しい名をつけました。