泣きながらルヒテの坂を上る避難民の耳には、 下に見える町からの恐怖の叫びが聞こえる。
わたしはモアブのために涙を流す。 人々はツォアルとエグラテ・シェリシヤまで落ち延び、 泣きながらルヒテに通じる坂道を登る。 その泣き声は、ホロナイムの道で ひっきりなしに聞こえる。