彼らはライオンのようにほえ、獲物に襲いかかって わたしの民をつかまえ、捕虜として連れ去りますが、 誰ひとり彼らを救い出す者はいません。
ユダは、獲物をたいらげる、たくましく成長した若いライオンだ。何ものをも恐れず、ゆうゆうと寝そべっている。だれも、これを起こすことはできない。あえてそんな危険を冒す者はいない。
神を忘れ去った者へ、最後のチャンスを与えよう。 わたしはおまえを引き裂こうとしている。 だれもおまえを助けることはできない。
しかし主は、こう語りました。 「ライオンが羊をかみ殺すときに、 羊飼いの叫び声や騒ぎなど気にもかけない。 さっと襲いかかって一気に食べる。 同じように、シオンの山の上で戦うわたしは、 おびえて逃げたりはしない。 わたしは天の軍勢の主だ。 鳥が巣の上を飛び回るように、 エルサレムの上空を舞う。 こうして都を守り、救い出す。」
道にライオンが潜んでいることもなく、 危険な目に会うこともありません。 罪を赦された者だけが、そこを通ります。
ところが、主の教えがどんなにすばらしいかを 伝えるはずの民は、なんという有様でしょう。 略奪され、奴隷になり、捕えられ、罠にはまり、 格好のえじきになっても、 だれも守ってくれる者がありません。
さらに、古くからの友人まで、 みなこそこそと逃げ出し、姿を隠して、 力になってくれない。
わたしには、 エルサレムに向かって進んで来る大軍が見える。 彼らは天まで届く大声を上げて エルサレムを破壊し、焼き払い、 人の住めない荒れ地とする。
ライオンのように国々を滅ぼす者が 住みかから出て来て、おまえたちの国へ向かっている。 町々は住む者もなく、廃墟となる。」
わたしが彼らのもとに、ヨルダンの密林から出て囲いの中の羊に忍び寄るライオンのような侵略者を送るので、エドムは一瞬のうちに滅びる。そのあとで、わたしの選んだ者をエドム人の上に立てよう。わたしのような者がいるだろうか。だれがわたしを呼びつけて、報告を求めることができるだろう。どの羊飼いが、わたしに反抗できるだろうか。」
イスラエル人はライオンに追われる羊のようだ。初めはアッシリヤの王がその肉を食い、次にはバビロンのネブカデネザル王が、骨まで食いつくした。」
バビロニヤ人は宴会を開いて、 ライオンのようにほえる。
人々は、主のあとについて歩くようになる。 わたしはイスラエルの敵に向かって ライオンのようにほえ、 わたしの民は西方から震えおののきながら帰って来る。
ライオンがうなり声を上げました。 恐れ、わななきなさい。 神である主の宣告が聞こえます。 それを宣言することをことわろうとは思いません。
イスラエルはライオンのように強くなり、 その前で、世界の国々は羊のようにおとなしくなる。
諸国の間でライオンのようにふるまい、 闘志と大胆さをみなぎらせていた町、 年老いて弱くなった者も、いたいけな子どもも 恐れることなく暮らしていた町、 あの偉大なニネベは今、どこにあるのか。
エルサレムの指導者たちは、 獲物を求めてほえるライオンのようだ。 手に入れることができるなら、 どんなものでもねらっている。 裁判官たちは日暮れの飢えた狼のようだ。 明け方には、獲物の痕跡を残さない。
悪質な羊飼いであるイスラエルの指導者たちの 泣き叫ぶ声を聞け。 彼らの富が失われたからだ。 若いライオンのほえる声を聞け。 君主たちが泣いている。 栄光に満ちたヨルダン渓谷が荒れはてているからだ。