その矢じりは研ぎすまされ、弓はいっぱいに張られ、 馬のひづめは火花を散らし、 戦車の車輪は風車のように回ります。
彼らは鋭い矢で射抜かれ、 真っ赤な炭火で焼かれるのです。
あなたの矢は鋭く、敵の胸に突き刺さる。 敵はあなたの目の前に倒れる。
侵入した軍隊は、若者にも子どもにも幼子にも、 いっさい手ごころを加えない。
これは、バビロンについての神のことばです。 ネゲブから吹きつける竜巻のように、 荒野から恐ろしい災難が、 うなり声を上げてあなたを襲う。
見よ。神は怒りをぶちまけ、激しく責めたてるために、 火に包まれ、すべてのものを破壊する 速い戦車に乗って来ます。
敵は嵐のように襲いかかります。 その戦車は竜巻のようで、 その馬はわしよりも速く走ります。 ついに滅亡の時がきたのです。 ああ、なんという大きな災いでしょう。
遠くから聞こえるひづめの音と、 地響きを立てる戦車の車輪の音を聞きなさい。 父親は、泣き叫ぶわが子には目もくれず、 一目散に逃げる。
彼らの武器には恐ろしい威力があり、 一人一人は大勇士だ。
騎兵たちが町にひしめき、 住民を片っぱしから殺して回る。 あの名高い、大きな柱も倒される。
おまえとその同盟国は、恐ろしい大軍となって、嵐のように攻め寄せ、雲のように地を覆う。
それから、終わりの時がくると、南の王は北の王に再び攻めかかる。北の王はつむじ風のような力と狂暴さをもって反撃し、その巨大な陸軍と海軍の総力をあげて、南の王を葬り去ろうと攻め寄せる。
シオンの娘よ、立って麦を打て。 わたしが鉄の角と青銅のひづめを与える。 多くの国々を踏みつけ、粉々にせよ。 そして彼らの富を、全地の主の主に、 ささげ物としてささげるのだ。
聞け、むちの音を。 戦車がニネベに向かって進んで来る。 車輪とひづめの音を響かせて、 荒々しく通りを走り抜けて行く。 その音のすさまじいことよ。
聞け、敵軍のひづめが地を踏み鳴らす音を。 見よ、軍馬が跳ね回る姿を。