今やっとわかりました。 この苦しい経験は、みな私のためだったのです。 神が愛をもって私を死から救い出し、 いっさいの罪を赦してくださったからです。
そこで考えたものだ。 『きっと私は幸せに満ちた長寿を全うし、 居心地の良い部屋で静かな最期を迎えるだろう』と。
今来て、貧しい者を邪険に扱う 高慢な者どもに立ち向かってください。 彼らの悪だくみを、その頭上に返してください。
神は私たちの罪を取り除き、 はるか地平線のかなたに投げ捨ててくださいました。
主は私の罪をみな赦し、病気を治してくださいます。
地獄に行くはずのこの身を贖い、 恵みとあわれみで包んでくださいます。
墓の入口から、連れ戻してくださいました。 おかげで、こうして生きることができます。
あなたは絶望の穴から、 どろどろのぬかるみから引き上げて、 踏み固めた道に下ろし、 しっかり歩けるようにしてくださいました。
神は敵を滅びの穴に投げ込まれます。 人殺しとうそつきの寿命は、半分に縮まることでしょう。 しかし、私は神の救いを信じ続けます。
民の罪を赦し、そのいっさいを水に流されたのです。
あなたが私をこんなにも愛し、 いつも情けをかけてくださるからです。 あなたは、地獄の底から 私を救い出してくださったお方なのですから。
しかし、私に何を言うことができよう。 私を病気にしたのは主なのだから。 苦しさのあまり眠ることもできない。
わたしは自分のために、あなたがたの罪をぬぐい去り、 それを二度と思い出さない。
その時はもう、主を知るようにと互いに忠告する必要はなくなる。身分の高い者も低い者も、だれもがわたしを心底から知るようになるからだ。わたしは彼らの罪を赦し、忘れる。」
私は海底にそびえる山々の底まで沈んだのです。 いのちから締め出され、 死の国の囚人になってしまいました。 しかし、私の神、主よ、 あなたは大きく開いた死の口から、 私を引き上げてくださいました。
全く望みが断たれようとした時、 もう一度、私は主に思いを向けました。 そして聖なる神殿におられるあなたに、 真剣な祈りをささげました。