「ペリシテ人よ、おまえを打った王が 死んだからといって、喜んではならない。 なるほど、あの杖は折れた。 だが、息子は父以上の災難をもたらす。 蛇からまむしが生まれ、おまえをかみ殺すのだ。
また、ガザとその周辺までペリシテ人の領土を占領し、大小の町々を攻撃しました。
王はペリシテ人と戦った時、ガテの町を占領して城壁を壊し、ヤブネとアシュドデの町々も同様にしました。それから、アシュドデとペリシテのほかの場所に新しい町を建てました。
一方、ペリシテ人は低地の町々や南のネゲブに侵入し、ベテ・シェメシュ、アヤロン、ゲデロテやソコ、ティムナ、ギムゾとそれぞれ周辺の村々を占領し、そこに住みつきました。
敵が苦しむのを喜んではいけません。 敵が失敗したからといって、 うれしがってはいけません。
彼らは力を合わせて国々に飛びかかり、 東西に領土を延ばし、 エドム、モアブ、アモンを占領します。
幼子が毒蛇の間をはい回ってもかまれず、 子どもは平気でまむしの巣に手を入れます。
ペリシテの町々よ、大声で泣き叫べ。 おまえたちの運命は決まっている。国は滅ぶのだ。 北から鍛え抜かれた軍隊が攻めて来る。」
主はあなたがたを捨てました。 あなたがたがペリシテ人の習慣にならい、 魔術や悪魔礼拝をする東方の外国人を迎えたからです。
エジプトめざして、 恐ろしい荒野を進んで行く様子を思い浮かべよ。 エジプトの援助を買いつけるための宝物を積んだ、 ろばやらくだの列が進む。 ライオンやすばしこいまむしの住む地を越えて行く。 ところがエジプトは、何一つお返しをしてくれない。
ガザがエジプト軍に占領される前に、この町のペリシテ人について神がエレミヤに語ったことばは、次のとおりです。
しかし、このようにしたのは主です。 主は、警告どおりのことをしたのです。 ずっと前から決めていた エルサレムを破壊するという約束を実現させたのです。 容赦なくエルサレムを滅ぼし、 敵がこの町のことで喜び、 自分たちの力を自慢するように仕向けたのです。
神である主はこう語ります。「ペリシテ人は昔からユダに恨みを抱き、復讐の念に燃えて攻めて来た。
「人の子よ。 ツロはエルサレムの滅亡を喜んで、 『それ見たことか。エルサレムは地中海沿岸と、 ヨルダン川沿いの南北に通じる通商路を支配し、 利益を得ていたが、ついに打ち破られた。 あとは私のものだ。 エルサレムが廃墟になったので、 私は金持ちになれる』と言った。」
おまえはイスラエルの恐ろしい破滅を見て喜んだ。今わたしは、おまえの破滅を喜ぼう。ああ、セイル山の住民よ、エドムに住むすべての者よ。おまえたちは一掃されるのだ。その時、おまえたちはわたしが主であることを知る。
イスラエルよ、ほかの国々のように喜ぶな。 あなたは自分の神を捨て去り、すべての麦打ち場で、 ほかの神々にいけにえをささげたからだ。
ツロとシドンよ、じゃまをしてはならない。ペリシテの町々よ、わたしに復讐しようとするのか。気をつけるがいい。わたしはすばやく打ち返し、おまえたちの頭に傷を返してやろう。
主はこう言います。 「ガザは何度もくり返して罪を犯し、 わたしはそのことを忘れない。 もうこれ以上、処罰を猶予しない。 ガザはわたしの民を追い出し、 エドムで奴隷として売った。
アシュドデの民を殺し、 エクロンと、アシュケロンの王を滅ぼそう。 残ったペリシテ人は滅びる。」
おまえは、そうすべきではなかった。 侵入者がイスラエルを遠い異国へ連れ去るのを見て、 ほくそ笑むべきではなかった。 彼らの不幸を喜ぶべきではなかった。 彼らが困っている時にあざけるべきでなかった。
敵よ、私のことで喜ぶな。 私は倒れても、また起き上がるからだ。 たとえ暗闇の中に座っていても、 主が私の光となる。
ガザ、アシュケロン、アシュドデ、エクロン、 これらのペリシテ人の町も、根こそぎにされ、 荒れはてたままにされる。
海岸とカナンの地に住むペリシテ人は災いだ。 さばきはおまえたちにも向けられているからだ。 主はおまえたちを一人残らず滅ぼしてしまう。
その時あなたは、 もうわたしに反逆しないので、恥じ入る必要はない。 あなたの中から、 高ぶっている横柄な人々を取り除く。 わたしの聖なる山に、 おごり高ぶる者は一人もいなくなる。
アシュケロンは、これを見て恐れに満ち、 ガザは絶望でうずくまり、 エクロンは恐怖で震える。 ツロが敵の前進を防いでくれると思っていたのに、 望みは断たれてしまうからだ。 ガザは征服されて王が殺され、 アシュケロンは完全に破壊される。
主の答えはこうでした。「銅で毒蛇の複製を作り、竿の先に掲げなさい。かまれた者で、わたしの言うとおり、それを見上げる者は助けよう。」