その鋭い歯は見るからに恐ろしい。
だれがその顔の戸を開くことができるか。そのまわりの歯は恐ろしい。
だれがその顔の戸を開くことができるか。 そのまわりの歯は恐ろしい。
首には猛威が宿り 顔には威嚇がみなぎっている。
海岸線で区切って、それをせき止め、
だれがその厚い皮をはいだり、 上顎と下顎の間に入ったりできるだろうか。
巨獣が誇りとする、 びっしり重なり合ったうろこは、空気も通さず、 どんな物でも刺し通すことができない。
私は、獰猛なライオンに囲まれているかのようです。 彼らは、まるで槍や矢のように鋭い歯をして、 気炎を上げています。 その舌は、まさしく剣です。
ああ神よ、彼らの牙を折り、 若いライオンの歯のようなその歯を 引き抜いてください。
歯がなくなったら、物を食べるときは口を開かないようにしなさい。鳥がさえずり始める朝早く目が覚めても、耳が遠くて聞こえず、声もしわがれてきます。
さらに、夢の中で見ていると、第四の獣が海から姿を現しました。その形相の恐ろしさは、ことばに表せません。また、その強さは信じられないほどです。巨大な鉄の牙で餌食を食い裂き、ほかの餌食を足で踏みつぶしてしまいました。この第四の獣は、前に現れた獣よりはるかに荒々しく残忍で、十本の角を持っていました。