彼は城門の外に立ちました。荒布を着たままで城内に入ることは、誰ひとり許されていなかったからです。
王の門の入口まで行った。荒布をまとっては王の門の内にはいることができないからである。
更に彼は王宮の門の前まで来たが、粗布をまとって門に入ることは禁じられていた。
喪が明けると、ヨセフは王のお付きの者に、王への取り次ぎを願い出ました。
事のいきさつを知ったモルデカイは、あまりのことに着物を裂き、荒布をまとい、灰をかぶって嘆き悲しみました。それから、大声で泣きながら町へ出て行ったのです。
どの州でも、ユダヤ人の間に、すさまじい嘆きの声が起こりました。王の勅令を聞いて生きる望みを失い、断食して泣き、大部分の人が荒布をまとって、灰の上に座り込みました。
それとも、きらびやかに着飾った人に会えるとでも……。ぜいたくな暮らしをしている人なら宮殿にいます。荒野にはいません。