愚か者どもよ。
あなたがた金持ちも、傲慢な者も、賢い者も、 結局、同じように死ぬ運命にあります。 愚かで、無知な者たちより 長生きできるわけではありません。 しかも、わずかな金すら持って死ねはしないのです。
自分がどれほど愚かで無知であったかを 思い知らされたのです。 ああ神よ。私は獣のように見えたことでしょう。
浅はかな者には、とても理解できず、 愚かな者の想像も越えています。
「愚か者よ、いつまで聞き分けがないのか。 いつまで知恵をさげすみ、素直に真実を認めないのか。
人の言うことを聞く気がある人は、 知識を得ることができます。 叱責に耳をふさぐ者は愚か者です。
私の国民は枯れ枝のように折られ、 猟師用のたきぎになります。 彼らは鈍い民で頭の回転が遅く、 思考力に欠けています。 それは神に背いているからです。 だから、彼らをお造りになった方は、 少しもあわれみをかけません。
どんなに知恵があっても、偶像を拝む者はみな、 愚か者です。
真実に神の道に従って歩んだ人は かつて一人もいない。 そうしたいと心から願った人さえいない。
ああ、少しでも知恵があり、ものわかりがよかったら、 自分の末路を見きわめることもできたろうに。
以前の私たちも、分別の足りない不従順な者であり、人に迷わされ、さまざまな快楽や欲望のとりこになっていました。心は悪意とねたみの固まりで、憎んだり憎まれたりしながら生活していました。