主は、人の考えや判断にはどれほど限りがあり、 無益であるかを、よくご存じです。
ところが私たちは、あなたにお従いしているばかりに、 常に死の恐怖にとらわれています。 まるでほふり場に引かれて行く羊のようになっています。
わたしには、彼らが何をしようとしているか、すべてわかっている。何を考えているかも知っている。そこで、すべての国の人々をエルサレムの前に集め、わたしの栄光を見せる。
なぜなら、神様はこう言われるからです。 「わたしは、たとえ人の目には どんなにりっぱに見える計画でも、 人間の側の救いの計画をことごとく打ちこわし、 最も才気あふれる人の、 最もすぐれた考えをも無視する。」(イザヤ29・14)
この世がいかに人間のすぐれた知恵を結集しても神を見いだせないのは、神のお考えによることです。そして神様は、愚かで話にならないような神のことばを信じる人を、救うことにされたのです。
この「愚かしい」神の計画は、最高の知者の最も賢明な計画より、はるかにすぐれたものです。また、キリストの十字架上の死という神の弱さは、どんな人間の強さよりも強いのです。
また、詩篇には、「主は、人間の考えや判断がどんな程度か、また、それがどんなに愚かしく無益か、よく知っておられる」(94・11)とあります。