主よ、お救いください。 あなたの山鳩を、獰猛な鷹からお守りください。 あなたが愛しておられる民を、 獣からお救いください。
ああ主よ、立ち上がってください。 ああ神よ、彼らを御手で倒してください。 どうか、貧しい者を忘れないでください。
王が、神の民にはもちろんのこと、 貧しい人にも公平であるように、助けてください。
困っている者の窮状は、 いつまでも放っておかれるわけではありません。 貧しい者の願いは、 いつも踏みにじられるとは限らないのです。
崖の岩のうしろに隠れている私の鳩よ、 私を呼んで、美しい声を聞かせてください。 りりしいお顔を見せてください。
愛する人よ。あなたはなんと美しいのだろう。 私は全く心を奪われてしまっている。 その鳩のような目がきれいだ。 あなたの顔にかかる髪は、 ギルアデの山腹を跳ね回るやぎの群れのようだ。
だが、あなたのような完全な女性は、 ただの一人もいない。 エルサレムの女たちは、あなたを見て歓声を上げた。 王妃やそばめたちでさえ、あなたをほめそやした。
雲のようにイスラエルへ飛び帰り、 鳩のように巣へ舞い戻るのはだれか。
残された者は貧しく謙遜な人々で、主の名に信頼する。
いいですか。あなたがたを派遣するのは、羊を狼の群れの中へ送るようなものです。ですから、蛇のように用心深く、鳩のように純真でありなさい。