主よ、駆けつけて来て、救い出してください。 敵の手から守ってください。
助けを仰いだこともない。
主よ、なぜ、遠く離れて立ち、 主を一番必要としているときに、 お隠れになるのですか。
主に身の代金を払っていただいた民は、 今や自由に神の前に出入りできるのです。
主よ、すぐにもこの祈りに答えてください。 悩みはますます深刻になります。 どうか見放さないでください。 そうでなければ、私は死んでしまいます。
神よ、私の神よ。 どうして、私をお見捨てになったのですか。 どうして、助けるどころか、 うめきさえ聞いてくださらないのですか。
バシャンの巨大な雄牛のように獰猛な敵が、 私を囲んでいます。
ああ主よ、そばにいてください。 ああ、私の力である神よ、 大急ぎで助けに来てください。
死から救い出してください。 私の尊いいのちを、 こんな悪人の手に渡さないでください。
どうか、お隠れにならないでください。 私は、あなたを見つけ出そうとしているのです。 怒って、召使の私を退けないでください。 かつてあなたは、私が試練に会うたびに 助けてくださったではありませんか。 私を見放さないでください。 ああ救いの神よ、見捨てないでください。
私はたましいを御手にゆだねます。 ああ、約束を守られる神、主よ。 私を助け出してくださったあなただけを礼拝します。 神はどれほど、偽りの神である偶像を拝む者どもを おきらいになることでしょう。
しかし、神は私のたましいを 死の力から買い戻してくださいます。 私を迎え入れてくださるのです。
イスラエルの望みであるお方、 困った時に助けてくださる主よ。 どうして、一夜の宿を求める旅人のように、 この国をあわただしく通り過ぎて行くのですか。
私の絶望の声を聞いて近づき、 「恐れてはいけない」と語りました。
だが、それでは敵の思うつぼだ。 『われわれがイスラエルを滅ぼした。 主なんかじゃない』と大言壮語させることになる。」
カナン人や近隣の民族がこれを聞けば、攻めて来るに決まっています。もはや全滅です。そうなれば、あなたの大いなる御名はどうなるのでしょう。」