この泥沼から引き上げてください。 このまま沈ませないでください。 憎しみを抱く者どもから救い出し、 深い水から引き上げてください。
しかし神である主よ、 私のことは、あなたの子として扱ってください。 どうか、優しいお心をかけてください。 ああ、限りなく恵み深いお方よ、 どうか救い出してください。
理由もないのに私を憎み、 攻めかかって来るのです。
天から御手を差し伸べ、私を引き上げてください。 深い水の中から、強い敵の腕から、 助け出してください。
理由もなく私を憎む者どもに、 勝ち誇らせないでください。 私が倒れるのを見て、彼らが手をたたくなど、 あってよいものでしょうか。 彼らにこそ、死がふさわしいのです。
焼けつくような渇きを覚えながら、 私は、生きておられる神を求めています。 どこへ行けば、お目にかかれるのでしょうか。
神のさかまく大波が私の頭上を越え、 悲しみの洪水が、とどろく大滝のように 降りかかってきます。
洪水が私の背丈を越え、 海にのみ込まれたりしませんように。 私を脅かす穴から救ってください。
主は恵み深いお方で、 赦すのをためらったりなさいません。 助けを求めて来る人にはだれにでも、 あふれるほどにあわれみをかけてくださいます。
しかし主よ。 私は井戸の底から、主の名を呼びました。
(偽りの神々を拝む者は、 主が与えようとしておられるあわれみに 背を向けています。)
三時ごろイエスは大声で、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれました。それは、「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味です。
ところがそこの住民の中には、その人が王になるのを快く思わない人々があり、反対の声を送りつけました。
それから、謀反を起こした者たちはすぐここに連れて来て、わしの目の前で殺してしまえ。』」