あなたは、私が夜通し 寝返りを打っているのをご存じです。 あなたは、私の涙を一滴残さず、 びんにすくい集めてくださいました。 その一滴一滴は、余すところなく、 あなたの文書に記録されています。
「わたしの民の指導者ヒゼキヤのもとに引き返して、こう告げなさい。先祖ダビデの神、主は、王の祈りを聞き、涙を見た。わたしは彼を癒やそう。三日後には、彼は床から起き上がり、神殿の前に立つ。
友人たちは私をあざける。 だが私は、神の前で涙を流す。
主はあなたが出て行くのも帰って来るのも見守り、 いつもあなたを守ってくださいます。
生まれる前から、まだ呼吸を始める前から、 あなたの目は私に注がれ、 私の生涯にわたるご計画も、 練り上げられていたのです。
ああ主よ、私の祈りを聞いてください。 この涙ながらの訴えに耳を貸してください。 私の涙などそ知らぬ顔で傍観しないでください。 私はあなたに招かれた客ではありませんか。 先祖同様、この地上を仮の宿とする旅人なのです。
彼らが苦しむとき、神はいつもいっしょに苦しみ、 彼らを救い出しました。 神は、ご自分の愛によって彼らを買い戻し、 彼らを高く掲げ、これまでずっと彼らを導きました。
主よ。 あなたは、私を殺そうとする彼らの計画をご存じです。 彼らを赦さないでください。 彼らの罪を赦さず、御前で滅ぼしてください。 彼らに御怒りをもって罰してください。
その時、神を恐れる者たちが、 互いに主のことを語り合っていました。 主は記憶の書を作成して、 主を恐れ、 主について考えることを喜ぶ者たちの名前を 記しました。
あなたがたの髪の毛さえ一本残らず数えられています。
幾度も長い苦しい旅をし、川がはんらんしたり、強盗に襲われたり、同国人からも外国人からも迫害されたりして、何度も危険な目に会いました。町々では暴徒に取り囲まれ、荒野や嵐の海でやっと命びろいしたこともあります。クリスチャンだと自称しながら、実はそうでない人たちに苦しめられたこともあります。
信仰に生きたこの人たちは、神に約束されたものを手にしてから死んだのではありません。しかし彼らは、約束のものが待っているのを望み見て、心から喜びました。この地上がほんとうの故郷ではなく、自分がほんのつかの間、滞在する旅人にすぎないことを自覚していたのです。
アブラハムも、神を信じました。神に、生まれ故郷を離れて新しく与える地に向かうようにと指示された時、彼はそのことばに従い、行く先も知らずに出て行ったのです。
私はすべての死者が、大きい者も小さい者も、神の前に立つのを見ました。いのちの書をはじめ、さまざまな書物が開かれました。死者は、これらの書物の規定に従い、それぞれの行いに応じてさばかれました。
それは、王座の正面に立たれる小羊が、羊飼いとして彼らを養い、いのちの水の泉に導いてくださるからです。また神は、彼らの目からあふれる涙を、すっかりぬぐい取ってくださるのです。」
ダビデはラマまで逃げ延び、サムエルに会って、サウル王の仕打ちを洗いざらい訴えました。サムエルはダビデを連れてナヨテに行き、そこでいっしょに住むことにしました。
しかし、ダビデは心中、こう考えていました。「いつか、王は私を捕らえようとやって来るに違いない。そうだ、ペリシテ人の中にまぎれ込んで試してみよう。そして王が追跡をあきらめてくれれば、何も心配はなくなる。」
