私を敵の手に渡さず、 見通しのきく有利な場所へと移してくださいました。
神は、私を罪人たちの手に渡し、 悪者の餌食にするのです。
神はどんなにか、あなたを危険から救い出し、 心地いい広々とした所へ連れて行き、 そこであなたを繁栄させたいと思っていることか。
主よ。あなたは彼らの仕打ちをご存じです。 悪行の数々をじっとごらんになったはずです。 彼らが人々にどれだけ悩みや悲しみを引き起こしたか ご存じです。 ああ主よ。さあ、罰してください。 貧しい者はあなただけが頼りなのです。 あなたは無力な者を助ける方です。
安全な場所へと連れ出してくださいました。 私を喜びとされたからです。
ああ神よ。 あなたは私を、御目にかなった完全な者だと 言ってくださいました。 私が苦しんでいるとき、 いつも気にかけてくださいました。 今また、私はあなたを呼び求めます。 どうか答えてください。 私をあわれみ、私の祈りを聞いてください。
あなたは、友人たちが私を嫌って、 私のもとを去るようにされました。 私は捕らえられ、逃れることができません。
神は天から一部始終をごらんになり、イスラエル人を救い出す時がいよいよ来たと考えました。
「わたしはエジプトを、過酷な支配者に 引き渡す」と全能の主は告げます。
彼らの岩である主が見捨てず、 滅ぼそうとされなかったら、 一人の敵が千人を追い散らし、 二人が万人を敗走させることもなかったろうに。
今日、主がおまえを打ち負かしてくださる。おまえの息の根を止め、首をはねてやるからな。そして、ペリシテ人らのしかばねを鳥や獣にくれてやる。すべての国々は、イスラエルに神様がおられることを知るのだ。
今日、おまえはなんと深い情けをかけてくれたことか。主が私をおまえの手に渡されたのに、助けてくれたのだ。
アビシャイはダビデの耳もとでささやきました。「今日こそ、神様は間違いなく敵を討ち取らせてくださいます。どうか、あの槍で王を刺し殺させてください。ひと突きでしとめてごらんにいれます。」