怠け者よ、蟻を見ならいなさい。 蟻のやり方を見て学びなさい。
鳥は罠が仕掛けられているところを見れば、 近寄りません。
煙が目にしみ、酢で歯が不快になるように、 怠け者は雇い主の悩みの種です。
怠ければたちまち貧しくなり、 一生懸命働けば財産ができます。
怠け者は、いくら欲しがっても、 何も得ることができません。 しかしこつこつ働く人は、裕福になります。
怠け者は年中問題をかかえ込み、 誠実な人は平和な一生を送ります。
怠け者は破壊する者の兄弟です。
怠けて眠りこけてばかりいると、 そのうち飢えることになります。
目の前に食べ物があるのに、 口に入れようともしない怠け者がいます。
冬のうちに耕しておかないと、 刈り入れ時になっても収穫は望めません。
怠け者は働きもしないで、やたらに欲しがり、 人をうらやむことしか知りません。 しかし神を恐れる人は、喜んで人に与えます。
怠け者は「仕事になんかとても行けない。 外に出たらライオンに食い殺されるかもしれない」と 言いわけをします。
わが子よ。知恵を身につけ、 神を信じる道をまっすぐに進みなさい。 大酒飲みや大食いとつき合ってはいけません。 そんなことをしていると貧しくなるばかりです。 怠けぐせがつくと、ぼろをまとうようになります。
体は小さくても、 頭の良さでは何にも負けないものが四つあります。 力はなくても、冬の食糧を集める蟻、 弱くても、岩の間に住んで身を守る岩だぬき、 指導者がなくても、いっしょに行動するいなご、 簡単に捕まるけれど、王宮にでも住みつくやもりです。
ところが、あなたがたは眠ってばかりいます。 いったいいつ目を覚ますのですか。
犬や猫でさえ飼い主の顔を覚えていて、 その恩に感謝するというのに、 わたしの民イスラエルは違う。 どんなに尽くしても、知らん顔なのだ。
こうのとりは、生まれ故郷に帰る時を知っている。 山鳩、鶴、つばめも、 毎年、神の定めた季節がくると、帰って行く。 しかし、わたしの民はそうではない。 彼らは神のおきてを受け入れようとしない。
これを聞いて、主人は答えて言いました。『なんという悪いやつだ! なまけ者めが! 私がおまえのもうけを取り上げるのがわかっていたというのか。
空の鳥を見なさい。食べ物の心配をしていますか。種をまいたり、刈り取ったり、倉庫にため込んだりしていますか。そんなことをしなくても、天の父は鳥を養っておられるでしょう。まして、あなたがたは天の父にとって鳥よりはるかに価値があるのです。
決して仕事を怠けず、熱心に主に仕えなさい。
最後まで希望を持ち続けるなら、信仰生活が怠惰に流れたり、無関心に陥ったりすることはありません。信仰と忍耐によって、神の約束なさったものを受け継ぐ人たちにならう者となってください。