酔ってばかりいたら、王の仕事は務まりません。 苦しめられている人のために、 正しい裁判をしてあげることもできません。
このアハブ王の返事がベン・ハダデをはじめ同盟軍の王たちに届いた時、彼らはテントの中で酒をくみ交わしていました。そこでベン・ハダデは、「何をこしゃくな。よし、攻撃の準備だ!」と、将校たちに命じました。
正義を曲げ、貧しい人に不利になる裁判をしてはならない。
間違いを正しいと言い、 正しいことを間違いだと言う者は、主に憎まれます。
裁判官が悪者をかばい、 無実の者を罰するのはよくありません。
酒ならだれにも負けないと豪語する者も同じです。
彼らはわいろをもらって正義を曲げ、 悪者を保釈して罪のない者を牢にたたき込みます。
そのうえ、このおごり高ぶったカルデヤ人は、 自分たちのぶどう酒によって裏切られる。 ぶどう酒は人を欺くものだからだ。 彼らは貪欲で、多くの国をかき集めてきたが、 まるで死や地獄のように、決して満足しない。
金持ちの肩をもって裁きを曲げたり、わいろを取ったりしてはいけません。知恵ある人も欲に目がくらむと、正しい判断ができなくなります。