反対する者を信用してことづけを頼むのは、 自分で足を切り、毒を飲むように愚かなことです。
煙が目にしみ、酢で歯が不快になるように、 怠け者は雇い主の悩みの種です。
あてにならない人に伝言を頼むとめんどうが起き、 信頼できる人に頼めば 目的は果たされます。
使用人がよく言いつけを聞いてくれるのは、 真夏の涼しい日のように気持ちのよいものです。
どんなにもっともらしく語っても、 愚か者の言うことは、 しびれた足のように役立ちません。
「むちゃなことを言うな。あんな強い相手では、かなうわけがない。とても歯が立つものか。」偵察に行ったほかの者は大反対です。
