金持ちは自分の財産に頼り、 貧しい人はひたすら自分の貧困をのろいます。
彼らは金に信頼し、 財産を誇っています。
「あれが、神をあなどり、富に望みを置き、 ますます大胆に悪事を働いた者の末路だ。」
貧しい人は隣近所にさえ相手にされず、 金持ちは友に不自由しません。
金持ちは浅はかにも、 「富がすべて。富さえあれば絶対安全だ」と思っています。
貧しいと、 友ばかりか兄弟にもそっぽを向かれます。 どんなに呼んでも、去った人は戻りません。
知恵からでも金銭からでも、 利益を上げることができる。 しかし賢くなることのほうが、 多くの利点がある。
主は命じます。 「知恵のある者は、知恵をひけらかしてはいけない。 力のある者は力を、金持ちは富を誇ってはいけない。
このことばに、弟子たちはびっくりしました。イエスは、もう一度言われました。「愛する子どもたちよ。財産を頼みとする人が神の国に入るのは、なんとむずかしいことでしょう。
ひとり満足した金持ちは、われとわが身に言い聞かせたのです。『もう何も心配はいらないぞ。これから先何年分もの食料がたっぷりある。さあ、食べて、飲んで、楽しくやろう。』
テモテよ。富んでいる人には、高慢にならないように、そして、すぐになくなるお金に望みをかけないように教えなさい。また、必要なものをいっさい備えて、私たちの人生を楽しませてくださる生ける神を誇りとし、この方だけを信頼するように忠告しなさい。