「王様、私は主がお告げになったことだけをお伝えすると、最初に申し上げたではありませんか。」
しかしミカヤは、「私が約束できるのは、主がお告げになることだけを語るということだ」と言いました。
ミカヤはきっぱり答えました。「主にかけて誓います。私は神様がおっしゃることを、そのまま話します。」
バラムは承知しません。「たとえ金銀で飾り立てた宮殿を下さると言われても、私の神、主の命令には逆らえません。
「王様、おおせに従い、参るには参りましたが、残念ながら、神が命じられることしか申し上げられません。」
バラムはさっそく王や指導者たちのもとに戻りました。そばには、焼き尽くすいけにえがありました。 王はまどろっこしくなり、じりじりしながら尋ねました。「それで、主は何と言われたのだ?」
「ええい、もうやめないか! のろわないなら、せめて祝福するのだけはやめてくれ!」王はこらえきれずに叫びました。
「それなら、また別の場所へ連れて行ってやろう。そこからなら、やつらをのろってもいいと、神は言われるかもしれない。」
「ここでお待ちください。主が何と言われるか聞いてまいりましょう。」こう言うと、バラムは木も生えていない山の頂上に登って行きました。そこに神が現れたので、バラムは言いました。「七つの祭壇を用意し、それぞれに若い雄牛と雄羊を一頭ずつ、いけにえとしておささげしました。」
しかし、ペテロと使徒たちは答えました。「人間よりも、神に従うべきです。