ある日デボラは、ナフタリの地のケデシュに住むアビノアムの子バラクを呼び寄せ、言い渡しました。「イスラエルの神、主があなたに、ナフタリとゼブルンの両部族から一万人を動員せよとおっしゃっています。その一万の兵を率いてタボル山へお行きなさい。
しかし、主よ。 怒り狂う敵に対しては、 どうぞ怒りをもって立ち上がってください。 目を覚ましてください。 どうか、正しいさばきを行ってください、主よ。
北も南も神がお造りになりました。 タボル山とヘルモン山は、 創造主であるあなたに感謝しています。
あなたの腕の力は天下に並ぶものがなく、 あなたの栄光ある右の手は、高くあげられています。
天の軍勢の主である王は、こう言います。 「タボル山か海に突き出たカルメル山のように 背の高い者が、エジプトに襲いかかる。
祭司とイスラエルの指導者よ、よく聞け。 王家の者たちよ、聞け。 あなたたちはもう終わりだ。 あなたたちはミツパとタボルで、 民をたぶらかして偶像に走らせた。
主が、『わたしはあなたを外国人の光とした。地の果てからも、人々を救いに導くためである』と命じておられるから。」
これ以上、何をつけ加える必要があるでしょう。ギデオン、バラク、サムソン、エフタ、またダビデ、サムエル、そのほか多くの預言者の信仰について話し始めたら、いくら時間があっても足りません。
さあ、勇気を出しなさい。恐れたり迷ったりしてはならない。どこへ行っても、あなたの神であるわたしがついている。」
六番目のくじで土地を割り当てられたのはナフタリ族でした。
領地内の城壁を巡らした町は、次のとおりです。ツィディム、ツェル、ハマテ、ラカテ、キネレテ、アダマ、ラマ、ハツォル、ケデシュ、エデレイ、エン・ハツォル、イルオン、ミグダル・エル、ホレム、ベテ・アナテ、ベテ・シェメシュ。ナフタリの領地内の町は合計十九で、周辺の村々も含まれます。
ナフタリ族は、次の三つの町と放牧地を譲りました。ガリラヤにある避難用の町ケデシュ、ハモテ・ドル、カルタン。
バラクがゼブルンとナフタリの人々から義勇兵を募ると、一万人がケデシュに結集しました。デボラもいっしょでした。
デボラとバラクは、この大勝利をたたえて歌いました。
マナセ、アシェル、ゼブルン、ナフタリにも使者を送り、戦士を募ると、みな応じました。
それからギデオンは、ゼバフ王とツァルムナ王に問いただしました。「おまえたちがタボル山で殺した者たちはだれに似ていたか。」 「あなたと同じような服を着ていました。まるで王子のようでした。」
それから、さらにタボルの樫の木のところまで行くと、三人の人に出会うでしょう。神様を礼拝するため、ベテルの祭壇に向かう人たちです。一人は子やぎ三頭を携え、一人はパンを三つ、他の一人はぶどう酒の皮袋一袋を持っているはずです。
それで主は、ギデオン(エルバアル)、バラク、エフタ、サムエルを遣わして敵の手から救い出し、安らかな生活を取り戻させてくださったのだ。