そばへ行ったヤコブをイサクは手でなで回しながら、ひとり言のようにつぶやきます。「声はヤコブそっくりだが、この手はどう考えてもエサウの手だ。」
「それはそうと、こちらへおいで。おまえがほんとうにエサウかどうか、さわって確かめよう。」
イサクはすっかりだまされてしまいました。そして、エサウになりすましたヤコブを祝福しようとしました。
そして、レビ人なまりの若者に気づき、近くに呼んで尋ねたのです。「ここで何をしているのですか。なぜこんな所にいるのです?」