このあと、主の使いがもう一度アブラハムに、天から呼びかけました。
ようやく彼女が、シュルに通じる道のわきにある砂漠の泉のそばまでたどり着いた時、神の使いが彼女を見つけました。
三人のうちの一人(実は神だった)が言いました。「来年の今ごろわたしがまた来る時、あなたとサラの間に、男の子が生まれている。」サラはうしろのテントの入口で一部始終を聞いていました。
このことがあってから、アブラハムはそこをアドナイ・イルエ〔「神は用意してくださる」の意〕と呼びました。現在でも、そう呼ばれています。
「あなたはよくわたしの言うことを聞いた。愛する息子をさえ惜しまずに、わたしにささげようとしたのだ。神であるわたしは誓う。
それから、神様の使いが言われたのだ。
どうぞこの子どもたちを大いに祝福してください。神様は私をあらゆる危険から守ってくださいました。この子どもたちが、私やアブラハム、イサクの名を汚すことなく、一族の名を上げてくれますように。彼らが大きな国となりますように。」
と、突然、柴の燃える炎の中に、主の使いが現れました。よく見ると、柴には火がついているのに、いつまでも燃え尽きません。
世界中の人がわたしの前にひれ伏し、 すべての口がわたしの名に 忠誠を誓うようになることを、 わたしは自分にかけて誓う。 わたしの言ったことは真実で、 必ずそのようになる。」
アブラハム、イサク、ヤコブと結んだ契約を思い出し、荒れ果てたイスラエルをもう一度心に留めよう。
主はエルサレムの民を守る。その中で一番弱い者も、ダビデのように強くなる。ダビデの家は彼らにとって神のようになり、彼らの前を行く主の使いのようになる。
それから四十年の歳月が流れました。ある日のことです。シナイ山に近い荒野で、モーセの前に天使が柴の燃える炎の中に現れました。
アブラハムに与えられた約束を覚えていますか。神は、自分以上にすぐれた存在はありえないので、ご自分の名を指して誓われました。
それから、海と陸地をまたいで立つ強い天使は、右手を高く天にさしのべ、