こうしてルツは、大麦と小麦の刈り入れが終わるまで落ち穂を拾い続けました。
この時すでに、亜麻と大麦は壊滅状態でした。大麦は穂を出し、亜麻もつぼみをつけていたからです。
知恵のある若者は父親の忠告を聞き、 親をさげすむ子はそれを鼻であしらいます。
知恵ある人のそばにいれば知恵ある人になり、 悪人のそばにいれば悪に染まります。
一方ペテロは、下の中庭にいました。大祭司の女中の一人が、
そういう人たちにだまされてはいけません。それに耳を傾けていると、同じ状態に陥ってしまいます。
刈り入れが始まって七週間目に、
ナオミとルツがモアブからベツレヘムへ帰り着いたのは、ちょうど大麦の刈り入れが始まったころでした。
「それはよかったこと。それじゃおことばに甘えて、刈り入れの間中、あの方のところで若い女たちといっしょにお世話になりなさい。ほかの畑に行くよりずっと安心よ。」
ある日、ナオミはルツに話しかけました。「ねえ、ルツや。そろそろあなたも良いお婿さんを見つけて幸せにならなければね。