さあ、出かけなさい。だが、これだけは忘れないように。あなたがたを派遣するのは、まるで羊を狼の群れの中に送るようなものです。
ライオンの口や、野牛の角からお救いください。 そうです、神は答えて、 私を助け出してくださいます。
エルサレムの指導者たちは、 獲物を求めてほえるライオンのようだ。 手に入れることができるなら、 どんなものでもねらっている。 裁判官たちは日暮れの飢えた狼のようだ。 明け方には、獲物の痕跡を残さない。
いいですか。あなたがたを派遣するのは、羊を狼の群れの中へ送るようなものです。ですから、蛇のように用心深く、鳩のように純真でありなさい。
わたしの弟子だというので、あなたがたはすべての人に憎まれます。けれども、最後まで耐え忍ぶ者は救われるのです。
偽教師たちに気をつけなさい。彼らは羊の毛皮をかぶった狼だから、あなたがたを引き裂いてしまうでしょう。
お金も旅行袋も、はき替えのくつも持たないで行きなさい。途中、道草を食ってはいけません。
雇い人は、狼が来れば羊を捨てて、すぐに逃げ出します。彼らは羊の持ち主でも、羊飼いでもないからです。こうして狼は羊にとびかかり、群れを追い散らしてしまいます。
『使用人は主人より偉くはない』と言ったのを覚えているでしょう。わたしを迫害した人々があなたがたを迫害しても、何の不思議があるでしょう。ごく当然のことです。わたしの言うことを聞く人なら、あなたがたの言うことも聞くはずです。
会堂から追放され、いのちまでつけねらわれる身になることを覚悟しなさい。事実、あなたがたを殺すことで神への奉仕を果たすのだと、人々がとんでもない思い違いをする時が来ます。
私が去ったあと、狂暴な狼のような偽教師たちが忍び込み、群れを荒らし回るでしょう。
彼には、わたしのために、どんなに苦しむことになるかを告げるつもりです。」
そして、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれと頼み込みました。それはダマスコのクリスチャンを、男だろうが女だろうが、見つけしだい縛り上げ、エルサレムに連行するためでした。