戦闘ラッパが鳴り渡ると、前足で激しく地面をかき、 疾風のように敵陣へと駆けて行く。
失意に沈んでいるときでも、 私が笑っただけで元気づき、明るさを取り戻した。
ラッパの鳴るたびにヒヒーンといななき、 遠くから戦いの匂いを嗅ぎつける。 ときの声と、命令を伝える指揮官の怒号を聞くと喜ぶ。
たとえ祈りが答えられても、 神が私の叫びを聞いたとは思えない。
私は苦痛のため身もだえします。 心臓は激しく波打っています。 とても黙ってはいられません。 敵のラッパの音と雄たけびを聞いたからです。
わたしは彼らの会話をじっと聞いていたが、 いったいどんなことが耳に入ったと思うか。 自分の罪を悔いる者は一人もいない。 『なんと恐ろしいことをしたのだろう』 と言う者は、一人もいない。 みな、戦場に突進して行く馬のように、 全速力で罪の道を走って行く。
警告の角笛が鳴っている。 聞け。そして恐れよ。 主であるわたしが あなたがたの地に災いを下そうとしているからだ。
弟子たちは、うれしいけれども、まだ半信半疑です。心を決めかねて、ぼう然としていました。それでイエスは、「何か食べ物がありますか」とお尋ねになりました。