だから、人を神の法廷に引き立てるには、 何か大きな罪を犯すのを待つまでもない。
かつて、私たちの犯した罪の重さに比べてずっと軽い罰とはいえ、捕囚という罰を受けたにもかかわらず、
神は、人間の欠点を一つ残らずご存じで、 目を光らせていなくても、すべての罪を見抜くのだ。
あなたが自分のほんとうの姿に気づくように。 神には、何もかもお見通しだ。 それでも神は、あなたが当然受ける罰の量を かなり減らしておられるのだ。
人が友のためにとりなすように、 その方に、私と神との間に立っていただきたい。
正直で公正な者だけが神と論じ合うことが許され、 さばき主である神によって無罪放免となる。
神は最高権力者を 取り調べることもなく失脚させ、 他の人を代わりに立てる。
神と正面から議論しようと思ったら、 人は千の質問のうち、一つも答えることはできまい。
ああ主よ。あなたは公明正大で、 人を正しくさばいて罰を下されます。
いたんだ葦を折らず、 今にも消えそうな火でも消さない。 気落ちしている人を元気づけ、 もうだめだとあきらめる者を励ます。 こうして、痛めつけられた者たちに 完全な正義が与えられるのを見届ける。
そんなことを言ってはなりません。神を非難するあなたは、いったい何者なのですか。造られた者が造った者に、「なぜ私をこのように造ったのですか」などと言ってよいでしょうか。