悪人が神の視線から身を隠せるような暗闇はない。
あなたは人目を忍んで事を行ったが、わたしは全イスラエルの目の前で、あなたをそのような目に会わせよう。』」
しかし、悪人は逃げ場を失い、死を待つだけだ。」
闇を光の洪水とし、死の暗い陰さえ明るくする。
ところが、あなたは言う。 『だから神には、私のしていることが見えないのだ。 暗闇が覆っているのに、 正しいさばきなどできるわけがない。
彼らにとっては暗い夜が朝なのだ。 彼らは暗黒の恐怖と手を結ぶ。
生まれてすぐ死んでいたら、 今ごろ安らかに眠っていただろうに。
そうだ、暗闇がその日を奪い、 黒雲が覆い隠すがよい。 その日が暦から消し去られ、 その日には何もなかったことになればよい。
死の門のありかを突き止めたことがあるか。 地の広さを見きわめたことがあるか。 知っているなら言ってみるがいい。
ですから、おごり高ぶる罪人たちは、 あなたの鋭い視線を逃れて 罪を知られないままでいることはできません。 あなたは悪事を徹底的に憎まれるからです。
主は正しく生きる人を守り、 悪者は滅ぼしてしまいます。
ああ、自分の計画を神に隠そうとする者、 陰で悪を行う者。 彼らは言います。 「神はこんなところまで目が届かない。 ここで何が起こっているかなど、 知っているわけがない。」
暗がりを歩いていた人たちは大きな光を見ます。 それは、死の陰の地に住んでいた者を照らす光です。
わたしはおまえたちに目を光らせ、一部始終を見ている。すべての罪を心に留めている。わたしから逃げ出すことなどできない。
人はわたしから姿を隠せるだろうか。 わたしは、天にも地にも、どこにでもいるではないか。
しかし、わたしはこう宣告します。『あなたがたのことは知らない。ここから出て行きなさい。あなたがたがしたのは悪いことばかりではありませんか。』
けれども主人は、けんもほろろに答えるのです。『おまえたちなど知らないと言うのが、聞こえないのか。おまえたちのような者は、ここには入れないのだ。とっとと行ってしまいなさい。』
ですから、主がまだここにお帰りにならないうちから、何についても性急に結論を下すことがないように注意しなさい。主が来られる時、すべては明るみに出されます。一人一人の心の奥底までが見通され、ありのままの姿がはっきり見えるようになります。その時、一人一人が、ふさわしい賞賛を神から受けるのです。
神は、人がどこにいようと、すべての人の心を見抜かれるお方です。神に造られたもので、神の目から隠れおおせるものは一つもありません。今も生きて、すべてを見抜かれる神の前に、私たちは裸のままさらけ出されているのです。私たちはこの方に対して、自分のなしたすべてのことを弁明しなければなりません。