神の与えるものが無益と失意の人生だけだとしたら、 なぜ、神は人を生まれさせるのだろう。
おまけに、神の力ときたらどうだ。 神が壊したものは、二度と建て直せない。 神に追い詰められたら観念するしかない。
壁に囲まれた牢獄にぶち込まれ、 私は朽ちた木のようになり、 虫に食われた着物のようになります。
神の送った軍勢は、 私の回りを二重三重に取り囲む。
いま言えることは、神が私を押し倒し、 網で生け捕りにしたということだ。
神は私の道を遮断し、光を闇に変えた。
思いどおり死ねたら、彼らはどんなに安らかだろう。
私を敵の手に渡さず、 見通しのきく有利な場所へと移してくださいました。
あなたは、友人たちが私を嫌って、 私のもとを去るようにされました。 私は捕らえられ、逃れることができません。
目は泣き疲れてかすんでいます。 ああ主よ。くる日もくる日も、助けてくださいと、 取りすがっているのです。 あわれんでくださいと、両手を差し伸べているのです。
ああ、ヤコブよ。イスラエルよ。 主は苦しみを見て見ぬふりをしているから 不公平だと、どうして言えるのですか。
主が私を閉じ込めたので、 どんなにもがいても逃げられません。 主は私を重い鎖でつなぎました。
私は、高い崖が周囲にそそり立つ所に閉じ込められ、 どんなに急いでも、道を先へ進めません。
わたしは、いばらの茂みで彼女を囲み、 道をふさいで迷わせる。