私は、すっかり弱気になってしまった。 全能の神は一面の闇で私を脅かす。 右を見ても左を見ても、 一寸先もわからないほどの闇だ。
私は神にずたずたにされるまでは、 平穏無事な生活を送っていた。 ところが神は、私の首をつかまえ、 打ちつけて粉々にし、攻撃の的にした。
だから、私は怖くてたまらない。 先のことを思うと、震えが止まらない。
「私の権利を奪い取った神よ、 私のたましいを苦しめた全能者を指して誓う。
私は水のように流れ出し、骨はみなはずれ、 心臓はろうのように溶けてしまいました。
あなたの激しい怒りに私は震え上がりました。
いつまでもあなたと戦い、 怒りをぶつけるわけではない。 そんなことをしていたら、 わたしが造った全人類は死に絶えてしまう。
私は恐ろしくなって、思わず叫びました。 「もうおしまいだ。 口の汚れた罪深い民に属する口の汚れた私が、 天の軍勢の主である王を見てしまったのだから。」
外国の軍隊が近づいて来るといううわさを聞いても、うろたえてはならない。うわさは、いつになっても絶えないものだ。だが、この国に内戦が起こり、各州の総督が互いに戦う時がくる。
ああ、恐ろしい刑罰の日がこようとしている。 全能のお方からの破壊がすぐそこまできている。
『みなよく聞け。今日の戦いを恐れてはならない。
ナオミは答えました。「お願いだからナオミなんて呼ばないで。マラって呼んでちょうだい〔ナオミは「心地よい」、マラは「苦い」の意〕。全能の神様に、ずいぶんつらい目を見させられたんですから。