ところが、あなたは言う。 『だから神には、私のしていることが見えないのだ。 暗闇が覆っているのに、 正しいさばきなどできるわけがない。
悪人が神の視線から身を隠せるような暗闇はない。
彼らは自分に言い聞かせます。 「神はこのことを知らない。見てもいない」と。
私が暗闇にまぎれ込もうとしても、 夜は私を照らし出す光となるのです。
あなたの視界から逃れることは決してできません。 身を隠すことも不可能です。
「だれも聞いてなどいない」と高をくくり、 大声で悪態をついては、神をのろいます。
彼らは互いに励まし、悪事を行うのです。 ひそかに示し合わせては罠をしかけ、 「まさか、気づかれるはずがない」と言っています。
彼らは言います。 「いったい神は、地上でどんなことが起こっているか、 ご存じなのだろうか。
ああ、自分の計画を神に隠そうとする者、 陰で悪を行う者。 彼らは言います。 「神はこんなところまで目が届かない。 ここで何が起こっているかなど、 知っているわけがない。」
人はわたしから姿を隠せるだろうか。 わたしは、天にも地にも、どこにでもいるではないか。
「人の子よ、イスラエルの長老たちが自分から進んでしていることを、よく見たか。彼らは、『主は見ていない。主は去って行った』とうそぶいている。
しかし、主は私に言いました。「イスラエルとユダの罪は非常に大きく、民全体に虐殺と不正行為が満ちている。彼らは、『主は見ていない。主は去って行った』と言っている。
彼らが地獄まで下っていっても わたしは引っ張り上げ、天に上っても、引き降ろす。
たとえカルメル山の頂の岩間に隠れても、 見つけ出して捕まえる。 深海に身を潜めても、海蛇を送ってかみ殺させる。
わたしは、ともしびをかざして、 エルサレムの暗い隅々まで捜し回る。 罪にどっぷりつかり、神に関心を示さず、 神はそっとしておいてくれると考えている者たちを 見つけ出して罰するのだ。