彼は機会あるごとに盗みを働いたので、 その財産はすぐになくなる。
おぞましいことに囲まれ、 穏やかな日があっても、すぐさま過ぎ去る。
だが、金はいつまでもあるわけではない。 そんな財産は長持ちしない。
子も孫も親類縁者もいなくなる。
土地はどんどん買い占められ、 住む所さえない人が大ぜいいました。 それなのにあなたがたは、広々とした土地の真ん中に 大邸宅をかまえ、まるでこの地は全部 自分のものだと言わんばかりの顔をしています。
しかし、それも今のうちです。 天の軍勢の主は、あなたがたが きっと恐ろしい目に会うと予告しています。 「多くの美しい邸宅が荒れ果て、 そこに住む者は殺されるか、行方不明になる」 と告げるのを、この耳ではっきり聞きました。
自分でかえさなかったひな鳥を抱く鳥は、 やがて、そのひなに逃げられる。 不正な手段で富を手に入れる者も同じだ。 遅かれ早かれ富を失い、結局は哀れなばか者になる。」
わたしの民は、正しいことを行うとはどういうことか 忘れてしまった」 と主は言います。 「彼らの宮殿は、 盗んだり奪い取ったりした物でいっぱいだ。
それゆえ、敵が来て、彼らは取り囲まれ、 とりでを破壊され、宮殿も略奪される。」