彼の記憶は地上から一掃され、 彼を覚えている者は一人もいなくなる。
せっかくだが、これまでのご託宣は、 灰ひと握りの値打ちもない。 あなたたちは神を弁護しているつもりだろうが、 そんなものは土器のようにもろいのだ。
生みの親さえ彼らを忘れ、 うじ虫が湧いて、彼らを食い尽くす。 二度と人の話題に上らない。 罪人は、強風を受けた木のようにへし折られる。
彼のした悪事をかた時も忘れず、 その名を人々の記憶から消し去ってください。
しかし主は、悪者どもを地上から抹殺し、 彼らがいたという記憶さえぬぐい去られます。
ところが敵は、 「さっさと死んで、忘れ去られてしまえばよい」 と言っています。
「さあ、イスラエルを抹殺しよう。 そんな国があったという 痕跡さえ残らないようにするのだ。」
敵対する者たちよ。 おまえたちの行き着く先は、永遠の滅びだ。 主はおまえたちの町々を廃墟となさるので、 その町があったことさえ、 人々の記憶から消えうせるだろう。
正しい人のことを思い出すのは楽しいものです。 しかし悪人の名前は、思い出すだけでも不愉快です。
悪人はせっかく幸運を手にしても失い、 やがて破滅に至るのです。
自分の国を滅ぼし、自分の民を殺したのだから、 記念碑は建てられず、 あなたの子は王位を継ぐことができません。
私たちが仕えた神々は死んで姿を消し、 もう息を吹き返しません。 あなたが彼らに立ち向かい、滅ぼしたからです。 彼らはすっかり忘れ去られました。
それから、アッシリヤの王にこう宣告する。 「おまえの王朝はもう終わりだ。 息子たちが王位につくことはない。 わたしはおまえの神々や神殿を破壊し、 おまえを葬り去ろう。 罪の悪臭がひどいからだ。」