私はもうすぐ、帰ることのない旅路につくのだから。
しかし、人は違う。 死んで葬られると、その霊魂はどこへ行くのか。
人は死んでも生き返るかもしれません。 私はそのことに望みをかけているのです。 ですから、苦しみながらも ひたすら死を待ち望むのです。
あなたは人間に、 ほんのわずかな人生の期間を与えました。 それは月単位ではかれる程度の日数で、 それ以上、一分一秒でも延ばせません。
人が友のためにとりなすように、 その方に、私と神との間に立っていただきたい。
私の病は重く、死の一歩手前です。 墓は口を開いて私を迎えます。
生まれてすぐ死んでいたら、 今ごろ安らかに眠っていただろうに。
あなたは白髪でしわだらけの老人となり、高い所を怖がり、転ぶことを心配しながら足を引きずって歩きます。性欲もなく、死の門のそばに立ち、死んだ人を嘆く者のように永遠の家へと近づいて行きます。