なぜ、風に吹き飛ばされた木の葉のような私を責め、 乾いた役立たずのわらのような私を追い回すのですか。
あなたは、このようにはかない人間をきびしく責め、 あくまでさばこうとするのですか。
神といっしょになって、私をいじめないでくれ。 これだけ私の悩みを見れば満足だろう。
風が彼らをわらのように吹き飛ばし、 嵐が運び去るというのか。とんでもない。
しかし心配はいりません。 たとえ彼らが海鳴りのような大声を上げても、 神はたちまち沈黙させます。 彼らは一目散に逃げ、風に吹き飛ばされるもみがらや、 嵐にもてあそばれるちりのようになります。
生き残った者は、捕虜や奴隷として遠い国へ連れて行かれる。外国でおびえながら暮らすのだ。風に舞う木の葉の音にもおびえ、剣で追い立てられるように逃げ惑う。追いかけられもしないのに倒れる。
弱い者を踏み倒さず、 どんな小さな望みの火も消さない。 ついには、正義に勝利をもたらす。
いったいイスラエルの王は、だれを捕まえるおつもりなのですか。なぜ、息絶えた犬や一匹の蚤にすぎない者を追いかけ回して、時間をむだになさるのですか。