こんなことをするくらいなら、 なぜ、私を生まれさせたのですか。 なぜ、生まれてすぐに殺さなかったのですか。
そうすれば、私は母の胎から墓へと移され、 こんな悲惨な目に会わなくてすんだのです。
しかし、悪人は逃げ場を失い、死を待つだけだ。」
しかし、人は違う。 死んで葬られると、その霊魂はどこへ行くのか。
そうです、産声を上げた瞬間から、 あなたは私のそばにいて、 いつも助けてくださいました。 ですから、私はいつもあなたをほめたたえるのです。
その時、エレミヤはこう言いました。 「お母さん、何ということでしょう。 こんな悲しい思いをするくらいなら、 生まれてすぐ死んでしまえばよかったのに。 どこへ行っても、私は憎まれ者です。 きびしく返済を迫ったことも、 借りた物を返さなかったこともないのに、 だれもかれも私をのろいます。
わたしは預言のとおりに死ななければなりません。だが、わたしを裏切るような者はのろわれます。その人は、むしろ生まれなかったほうがよかったのです。」