彼らは、あらゆる手段を用いて悪を働いている。 しかも、その手口のうまいこと。 政治家も裁判官も、わいろを求める。 金持ちは彼らを買収し、じゃま者を消す相談をする。 正義はゆがめられてしまった。
悪者は心の中で悪いことを企み、 口をすぼめてうかがっています。
買収されて正義を曲げるのはよくありません。
指導者たちは謀反人、どろぼうの仲間で、 だれもかれもわいろを取り、 未亡人やみなしごの肩をもたない。」
主は、地に住む者の罪を罰するために、 天から下りて来ます。 地は、もはや人殺しをかくまいません。 一人一人の罪状が明らかになるのです。
そのため手のつけられない無政府状態となり、 だれもが人を踏みつけ、隣人同士で牙をむき合い、 権威に反抗し、身分の低い者が高貴な人を あざ笑うようになります。
悪者の巧妙な手口も難なくあばかれます。 法廷で貧しい人を脅すための偽証も、 例外ではありません。
彼らはわいろをもらって正義を曲げ、 悪者を保釈して罪のない者を牢にたたき込みます。
「わたしの民が愚かなことをやめるまでだ。 彼らは、わたしの言うことを聞こうとしない。 理解力のない子で、判断力がない。 悪いことをするとなると素早いが、 正しいことをする才能など、 まるで持ち合わせていない。」
わたしは、彼らの妻と畑をほかの者に与える。 彼らはみな、身分の高い者も低い者も、 預言者も祭司も、人の物を自分のふところに 入れることだけを目的に生きてきたからだ。
雇われて人殺しをする者、暴利をむさぼる高利貸し、不当に搾取する者がそこらじゅうにいる。わたしのことも、わたしの戒めのことも、念頭にない。」 主はこう語ります。
指導者も、獲物に飛びかかる狼のように、自分の利得のために人のいのちを奪っている。
城壁の中に住むイスラエルの指導者たちは、人殺しに夢中だ。
この羊飼いどもは、飢えて病気にかかったわたしの羊を圧迫し、突き倒し、むりやり遠くにまで散らしてしまったのだ。
しかし、主は私に言いました。「イスラエルとユダの罪は非常に大きく、民全体に虐殺と不正行為が満ちている。彼らは、『主は見ていない。主は去って行った』と言っている。
イスラエルの男たちは酒を飲みあかし、 それが終わると売春婦をあさる。 名誉よりも恥を愛している。
王は彼らの悪事を喜び、 君主たちは彼らのうそに笑い転げる。
あなたがたの罪が極悪で、 いかに数多いかを知っています。 あなたがたは、良いことすべてに反対しています。 わいろを取り、 貧しい人の益になることは何もしません。
それなのに、今この時まで、 わたしの民はわたしに反抗している。 あなたがたを信頼し、安心して歩いている者の背後から 上着をはぎ取っている。
指導者はわいろを取り、 祭司と預言者は、金をもらわなければ 教えることも預言することもしない。 それでいて、主にこびへつらって、 「すべて大丈夫。主は私たちとともにおられる。 どんな災いもくるはずがない」と言う。
それなのに、善を憎み、悪を愛している。 わたしの民の皮をはぎ、骨までしゃぶっている。
ですから、主がまだここにお帰りにならないうちから、何についても性急に結論を下すことがないように注意しなさい。主が来られる時、すべては明るみに出されます。一人一人の心の奥底までが見通され、ありのままの姿がはっきり見えるようになります。その時、一人一人が、ふさわしい賞賛を神から受けるのです。