中に入ると、右のほうに白い服を着た青年(天使)が座っています。女たちはびっくりして、息も止まるほどでした。
その人は続けました。「ダニエル、恐れることはない。あなたが神の前で断食し、幻の意味を悟ることができるように祈り求めた最初の日に、あなたの願いは天において聞かれ、すでに答えられているからだ。その日に、私はあなたに会うため、ここに遣わされていた。
ガブリエルが近づいて来ると、私は恐ろしさのあまり立っていることができず、地面にひれ伏しました。ガブリエルは言いました。「あなたが幻の中で見た出来事は、終わりの時に起こることだ。」
天使の顔はいなずまのように輝き、衣は雪のような白さでした。
この有様に会衆は肝をつぶし、興奮して口々に論じ合いました。 「いったい、どうなっているんだ!」 「悪霊どもでさえ、命令を聞くなんて……。」 「これは新しい教えなのかね。」
イエスはこうお命じになると、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、奥のほうに行かれました。そして、恐れと絶望に襲われて、イエスはもだえ苦しみ始められました。
それがどうでしょう。墓に着いてみると、あの重い石は動かしてあり、入口が開いているではありませんか。
人々は、イエスの姿を見て驚き、すぐに駆け寄り、あいさつしました。
ザカリヤはびっくりし、言い知れぬ恐怖に襲われました。
私もあとから入り、この有様を見て、イエスが復活なさったことを信じました。