エサウの子孫が、『廃墟を建て直そう』と言うなら、 全能の主はこう言う。 『建て直したいのなら、建て直すがいい。 わたしは再びそれを打ち壊す。』 彼らの国は『悪の地』と呼ばれ、 彼ら住民も 『神に赦されない者たち』と呼ばれるからだ。」
おまけに、神の力ときたらどうだ。 神が壊したものは、二度と建て直せない。 神に追い詰められたら観念するしかない。
神が沈黙を守っているからといって、 だれが神を非難できよう。 神は、悪者が支配権をにぎらないようにして、 国を滅亡から救う。 その一方で、いとも簡単に一つの国を葬る。
神の知恵と力は底知れないのだ。 今まで、神に反抗して 成功した者など、いないのだから。
主が建てたものでなければ、家を建ててもむだです。 主に町を守っていただかないのなら、 見張りが立つ意味もありません。
主よ、バビロン軍によるエルサレム陥落の日の、 エドム人たちの仕打ちを忘れないでください。 彼らは「エルサレムを破壊してしまえ」 と叫んだのです。
主はひと息で、反抗的な国々の策略を吹き消されます。
どんなに賢明な人でも、 どんなに良い教育を受けた人でも、 主と対等にやり合うことなどできません。
わたしは助けない。 道は二つ。 囚人となって、よろめきながら引かれて行くか、 虐殺されて横たわるかだ。 それでもわたしの怒りは収まらない。 なお打ちのめそうと、こぶしを振り上げる。
彼らは力を合わせて国々に飛びかかり、 東西に領土を延ばし、 エドム、モアブ、アモンを占領します。
エドムのさばきは終わりがありません。 煙はいつまでも立ち上り、 地は何世代にもわたって荒廃します。 誰ひとり住みつく者もありません。
「わたしの剣が天で一暴れしたあとどうなるか、 よく見ているのだ。 それは、わたしが滅亡の宣言をしておいた エドム人の上に落ちる。
おまえの将来には希望がある。 おまえの子どもは生まれ故郷へ帰って来る。
次のことを心に留めておきなさい。 主は間違いなくエドムとテマンの住民に、 小さな子どもさえ奴隷になって引きずられて行く光景を 見せます。それは、見るに耐えない悲惨なことです。
天の軍勢の主はこう言います。 「昔いた賢い者たちはどこへ行ったのか。 テマンには、もう知恵のある者は一人もいないのか。
デダン(隊商で栄えた、アラビヤ北部の町)の人よ、 荒野の一番奥まで逃げて行け。 わたしはエドムを罰する時に、 おまえたちをも罰するからだ。
彼らは、おまえの刈り入れた穀物と子らのパンを略奪し、 おまえの羊の群れ、家畜の群れ、ぶどう、いちじくを食べ、 安全だと思っていた城壁のある町々に侵入し、 略奪する。
主の許しがなければ、だれもあなたに、 あれほどひどい仕打ちをするはずがありません。
あなたがたは、イスラエルの国境に至るすべての道で殺される。その時、わたしが主であることを知る。
それゆえ、こぶしでエドムを打ちたたき、人も家畜も羊の群れも一掃する。テマンからデダンまで、すべてのものを剣で切り倒す。
わたしの民イスラエルの手によって、このことを行う。彼らがわたしの激しい復讐を遂げる。」
おまえを裸岩とし、 漁師たちが網をしかける所とする。 おまえは二度と建て直されることはない。 主であるわたしが言うのだ。
おまえがわたしの民イスラエルを憎んでいるので、町々を破壊し、荒れはてさせる。その時、おまえはわたしが神であることを知る。わたしがイスラエルの罪をきびしく罰し、彼らが窮地に立たされていた時、おまえは彼らを虐殺した。」
おまえが活気を取り戻すことは決してない。永久に見捨てられ、町々も再建されることがない。その時、おまえたちはわたしが主であることを知る。
主はこう言います。 「エドムは何度もくり返して罪を犯し、 わたしはそのことを忘れない。 もうこれ以上、処罰を猶予しない。 彼らは兄弟であるイスラエルを剣で追いかけ、 怒りにまかせて冷酷にふるまった。
金持ちの美しい家、冬の家と夏の家を破壊し、 象牙の宮殿も破壊する。」
貧しい者たちを踏みつけ、税や罰金や利子と言っては、 わずかしかない持ち物を取り上げています。 それゆえ、今建てている石造りの美しい家に、 あなたがたは決して住めません。 今植えている見事なぶどう園から作る ぶどう酒も飲めません。
主がこのように命じたからです。 大きな氏族も小さな氏族も、木っ端みじんになれと。
カルネへ行って、そこで起こったことを見なさい。 それから大ハマテへ行き、 ペリシテ人の地にあるガテへも下って行きなさい。 かつてそこは、あなたがたより栄えていました。 しかし、今はどうなっているかを見なさい。
神である主は幻によって、これからエドムの地に起こることをオバデヤに示しました。 オバデヤは言いました。 「主から知らせがあった。 神は国々に使者を遣わして、 次のようにお命じになったと。 『よく聞け。軍を動員し、エドムを滅ぼすのだ。』
どうして、そんな目に会うのだろうか。 それは兄弟イスラエルにしたことへの報いだ。 今、おまえの罪は白日のもとにさらされる。 何の抵抗もできず、さんざん辱しめられ、 永遠に切り捨てられる。
わたしに味方しない者はみな、わたしの敵なのです。