それで、彼らがようやく顔を上げると、そこにはもう、イエスのほかにはだれもいませんでした。
イエスは近寄り、彼らにさわって言われました。「さあ、起きなさい。こわがることはありません。」
山を降りながら、イエスは、いま見たことを、ご自分が復活するまではだれにも話してはいけないとお命じになりました。
あっけにとられた弟子たちがあたりを見回すと、すでにモーセとエリヤの姿はありませんでした。ただイエスがおられるだけでした。
その声がやむと、イエスの姿しか見あたりません。三人の弟子たちは、この時のことを、ずっとあとになるまで、だれにも話しませんでした。