イスラエルは風を追い、 つむじ風の番をしています。 全く危険な遊びです。 エジプトやアッシリヤに贈り物をし、援助を求めますが、そのお返しは価値のない約束です。
ところが突然、同じ茎にまた別の穂が七つ現れました。どれもこれも熱い東風にやられてちりちりに焼け、実が入っていません。
折しも、アッシリヤの王プルがこの地を侵略しました。その時、メナヘムが銀一千タラント(三万四千キログラム)を与えたので、プルは引き返しました。王は資金調達のため、資産家全員から銀五十シェケル(五百七十グラム)ずつ強制的に取り立てました。
そのうえ、ヨラムはユダの山々に偶像の宮を建て、エルサレムの住民を偶像礼拝に誘ったばかりか、人々に偶像礼拝を強要さえしたのです。
「あなたはりこう者のはずなのに、 愚にもつかないことばかり言い続けている。 あなたのことばには、まるで中身がない。
しかし、その従順も口先だけで、 心からのものではありませんでした。
おまえたちは、ここかしこと飛び回り、 次々と同盟国を乗り換え、助けを求めて歩き回る。 だが、そんなことをしてもむだだ。 おまえたちの新しい友人、エジプトは、 かつてのアッシリヤのように、おまえたちを見捨てる。
おまえの連合軍は、 ひと吹きの風で姿を消した。 友人はみな、奴隷となって連れて行かれる。 こうして、いやでも自分の悪を認めざるをえなくなり、 おまえは恥をかく。
しかもおまえたちを、おまえたちの兄弟エフライム人(北のイスラエル王国)のように、捕虜として外国に追い払う。
パンを得るために、 エジプトやアッシリヤに頭を下げます。
最初は順調に育っていても、ぶどうの木はそれでよく茂るだろうか。いや、そんなことはない。東風が吹きつけると、もののみごとに枯れてしまう。順調に育ってきた最適の地でも枯れてしまうのだ。」
イスラエルは偽りと欺きで私を取り囲みますが、 ユダはまだ主に信頼し、聖なる方に忠実です。
燃えるような怒りがあなたたちを罰するよう命じるが、 わたしは罰しない。 エフライムを滅ぼすのは、これが最後だ。 わたしは神であって、人ではないからだ。 わたしはあなたたちのうちに住む聖なる者であって、 滅ぼすために来たのではない。
イスラエルが売春婦のようであっても、どうかユダは そのような生活から遠ざかっていてくれるように。 ユダよ、彼らの仲間になるな。 彼らはギルガルやベテルで、 心にもなくわたしを礼拝している。 その礼拝は見せかけにすぎない。
だから、強い風が彼らを吹き飛ばす。 偶像にいけにえをささげたので、 恥さらしな死に方をするのだ。
エフライムとユダが自分たちの病状を知ると、 エフライムはアッシリヤの大王に頼ろうとする。 だが、大王は助けることも、治すこともできない。
わたしはイスラエルを赦したかったが、 イスラエルの罪はあまりにもひどかった。 うそつきやどろぼうや追いはぎにならなければ、 だれもサマリヤに住めないほどだ。
エフライムは愚かで、思慮の欠けた鳩だ。 エジプトに呼びかけ、アッシリヤに飛んで行く。
彼らは風を蒔いて、つむじ風を刈り取る。 麦には穂が出ず、茎だけが立っている。 そのうち枯れて病気になり、実を結ばない。 たとえ実を結んでも、外国人に食べられてしまう。